子育て支援の大切さを社会により広く訴えるため、精力的なバイオリンコンサートを開催しております。

活動日記

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  • 2021.9.28(火曜日)

名古屋市の児童館で「子育てぶっちゃけルーム」がありました。

DSC_0181_20211003231809本日は名古屋市内の児童館で、新しい子育て支援の企画である「子育てぶっちゃけルーム」を行いました。

今回は乳幼児と保護者が対象で、10組ほどの若い親子さんが参加してくれました。

 

まずはじめに、いつものようにバイオリンの演奏から入りました。1曲目は多数決のリクエストで選ばれた「さんぽ」で、波多野さんが前に出てお母さんと子どもさんが、バイオリンの演奏に合わせて体を動かしながら頑張ってくれました。そして2曲目はちょっと落ち着いていただくために「カノン」の演奏を聴いていただきました。

 

そして、いよいよ「子育てぶっちゃけルーム」の開始です。リーダーがバイオリンを置いて、椅子を前に出し、お母さん方の前に座って言いました。「電気が来ているので危ないから、ここから前には来させないでくださいね。あとは自由に動いたり声を出したりしても大丈夫ですよ」と言って、話し始めました。

 

ご自身の生い立ちから小学生・中学生の時のいじめの様子、そしてそれに対する母親の対応について、ユーモアを交えながら詳しく説明してくださり、その度にお母さん方は各々子どもさんを抱っこしたりあやしたりしながら、うなずいたり驚いたりしながら聞いておられました。

 

そして、10分ほど経って「何か質問ありますか?」と尋ねながら質問タイムを挟み、しばらくお母さん方からの質問を受けました。そしてまたお話の続きを再開し、その後10分ほどの休憩タイムを取りました。その間、バイオリンで「ラルゴ」と「G線上のアリア」を演奏し、みな自由に休憩しながらも静かに演奏を聴いてくださいました。

 

そしてまた11:00~お話の続きを再開、ここからは主に質問に答えるのを中心に話が進められました。

はじめは多少遠慮がちだったお母さん方も、結構自由に思い思いの質問をされ、逆にリーダーがお母さん方に質問し答えて下さったりと、和気藹々とした自由な雰囲気で話が進行されました。

 

途中、波多野さんや自分のことも紹介して下さり、みんな子どもの問題で大変だったものばかりであることがわかり、いつものバイオリンの演奏の時だけとは一味違った雰囲気で、より身近に感じて頂けたのではないかと思います。

 

お母さん方の反応としては、「いじめられていた時もグレた時も、先生のお母さんの対応はいつも同じで、何も聞かず、ただ体と食事のことだけ心配して応援してくれたこと」。また「特に男の子はやがて大きくなるにつれてお父さんの存在が大事になるから、是非お父さんの位置を上にしておくと後で役に立ちますよ」とか、「社会は大きくなるにつれてだんだん厳しくなってくるのだから、それに対応できるよう知恵と力をつけてあげてね」とか、「子育てなんて、基本的にはそう変わるものじゃない。あなたたちは結婚して子供を産み、孫を親御さん達に見せてあげられた人たちなんだから、もう相当親御さんは安心しているはず。だから、自分が育ててもらったように育てれば大丈夫…」とか、「子育てはホント、今しかない。だから、大事に楽しんで頑張ってね」等々の言葉には、かなり励まされたのではないかなぁという印象を受けました。

 

こうして1時間半の「ぶっちゃけルーム」も無事に終わり、最後は皆さん笑顔でホッとしたような表情でお礼を言って帰られ、こちらも「子育て、がんばってくださいね!!」と言って送りました。

 

いつものように機材を片付け車に積み込んで児童館を後にしましたが、改めて子育て支援の方法はいろいろあるなと感じました。今後もまたこうした形で引き続きお役に立つことがあれば幸いです。

ご協力いただいた児童館の皆様に心よりお礼申し上げます。

本当にありがとうございました♪ そして何より、

母ちゃん、ガンバレ!!

                                            (谷川)

 

 

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