長田百合子
1954年 岐阜生まれ。二子の母。教育作家。
NPO法人日本家庭教育再生機構・理事長。
すくすく合奏団バイオリン演奏リーダー。
23歳で「有限会社・塾教育学院」を起業し、愛知県の各所に健全な小・中学生を対象にした寺小屋式の補習学習塾を280軒以上開設。その一方で家族問題に苦しむ家庭まで自ら出向いていき、2000組以上の親子問題を解決した。カウンセラーの対応とは違うといった意識から毎日新聞社が発行した著書『親なら親らしく!』に、初めて「メンタルケア」という造語を発表する。1999年には増加の一途を辿る子供問題に危機感を抱き、NPO法人日本家庭教育再生機構の前身となる「NPO法人家庭教育再生機構」を起ち上げて、メンタルケアで問題解決した親や子ども達と共に子育て支援事業の活動を続けて現在に至る。2017年6月を以って有限会社の法人格を長男に譲り、本格的な子育て支援事業を開始する。現在まで45年以上にわたり、一貫して「子育て支援事業」に取り組む。
愛知県、名古屋市、栃木市の教育委員会から数々の職務を任命される。中日文化センター・毎日文化センター講師歴任。
≪著書≫
『親がかわれば子どももかわる』 講談社
『極悪ヤンキー麻衣 地獄から生還』 講談社
『お母さんの親ごころ・お父さんの底ぢから』 新潮社
『母さんの元気が出る本』 新潮文庫
『親なら親らしく!』 新潮文庫
『子供なんかにナメられたらアカン』 毎日新聞社
『親なら親らしく!』 毎日新聞社
『本音でぶつかれ!』 中日新聞社
『イジメ不登校ひきこもりと親はどう向き合うか』 大和書房
『母さんの元気が出る本』 学書
『母さんの元気が出る本・2』 学書
『子どもを壊す親たち』 ワック
『愛があるから真っ向勝負』 MOKU
『子ども問題撃退マニュアル』 MOKU
≪連載≫
中日新聞社「悩める親の相談室」「悩みなき子育て術」
毎日新聞社「子ども相談室」他多数の新聞社および教育月刊誌、週刊誌など連載多数。
≪出演テレビ≫
●フジテレビ「スーパーニュース」(東京・関東ローカル)
●テレビ朝日「スーパーJチャンネル」(東京・関東ローカル・九州全域)
●日本テレビ「リアルタイム」(東京・関東ローカル・または全国)
上記3局夕方のニュースで、教育評論家として5年以上にわたってレギュラーを務める。
他、「朝まで生テレビ」「笑っていいとも」「爆笑問題たいへんよくできました」などテレビ出演は15年以上に及んだ。
≪理事長挨拶≫
私のメンタルケアを受けて社会や学校へ戻っていった子ども達は、親から共通した子育てを受けていました。
●過保護、過干渉、過管理という“三過”の子育てをされた子ども達がほとんどであり、同年代の子どもと比べると生きる知恵と力が著しく欠如し、母親の受け身になってすっかり無気力化していた。
●秩序正しい関係が成り立っていない家庭内で「お子さま」状態で育った子どもは、社会で「適応」や「協調」が上手くできない状況に陥っていた。
私はメンタルケアによって、両親に次のような意識改革を求めました。先ず、父親には、子育てに進んで参加して、夫や父としての役割をしっかり責任を持って果たすこと。
母親には、父親を筆頭に秩序正しい関係を築き、「人さまには迷惑をかけてはいけない」という考えを柱にして子どもを躾けること。また、善悪のけじめを分かり易くハッキリと子どもに説明し、正しいことと間違っていることを鮮明にしてあげること。
日々、爽やかで元気に過ごし、今後は子どもの幸せな将来に役立つよう精一杯努めてあげること。 このような親として当たり前の姿勢をご指導してだけで、問題の子どもは少しずつ安心しながら前を向き、自分の足で確かに社会へと巣立って行ったのです。
アメリカに「ゆりかごを揺する手が世界を支配する」という諺があります。この諺が意味することは、若い親たちの子どもの育て方一つで国の将来が大きく変わるということではないかと思います。子どもは親の宝であることは然る事ながら、国の宝であり、かけがえのない礎といえます。
「問題解決」の現場で、子どもが問題を持つことがどれほど親子に取って苦しいことなのかを目の当たりにして参りました。問題を持って苦しむ親子問題の現場で、数多くの凄惨な事例と向き合って参りました。このような貴重な経験を生かし、今後は「問題解決」ではなく、「問題予防」の活動に重きを置き、より多くの若い親たちに「子どもの心の教育はとても大切だ」ということを語り伝えようと決意し、「NPO法人日本家庭教育再生機構」を起ち上げました。
その後、現在に至るまで大型商業施設・私立幼稚園・私立保育園・児童館・児童養護施設等でバイオリンコンサートを積極的に開催し、親と子ども達の心を癒し応援しております。また、全ての子どもは平等に教育を受ける権利があると考え、働くお母さんの子育てを支援する地域貢献型学習塾「ちゃんと塾」を愛知と京都の各所に開校しました。微力ではございますが、当法人は今後も子育て支援事業をますます力強く進めて参ります。
長田百合子拝
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