家庭教育再生の必要性・・V
さて、Uでは「子どもが問題を持った場合、今の日本の環境では非常に立直りにくいか、また立直ったとしても問題が再発する危険は極めて高い」ということがお分かりいただけたと思います。では、問題を持たない『良い子』を取り巻く環境はどうでしょうか。それは今後大変なことになると想像され、何とか一日も早くこの国の教育再生を行なっていかないと、このままでは『危ない!』のです。では、それを説明しましょう。
≪教育の崩壊危機≫
@普通の家庭においても『三過』の子育てが当たり前になり、加えて秩序正しい躾の行き届いていない家庭が増加傾向にある。つまり、ひ弱で、一般常識のない我が侭な子どもが増加傾向にあり、加えてメディアから子どもの凶悪犯罪の行き過ぎた報道の影響も必然的に受けるため、躾の整った良い子たちがあらゆる悪影響を受けて乱れていくのは明白である。
Aモンスターの増加
何に怒っているのか、原因もハッキリしないような状態の親が、ある日突然、我が子に対する教師の対応が気に入らないと学校に反旗を翻す。それに対して学校側の出方が納得行かないものだと、手段を選ばずに徹底抗戦してくる。こんな親を持った子どもは当然親そっくりのモンスターと化し、学校内でどれだけ他の生徒たちに迷惑をかけようが平然として問題行動を繰り返す。それを注意することで因縁を付けられたり逆恨みを受けたりするのを恐れ、良い子はモンスターと無難に対応しながら「理不尽な環境」の中ですっかりやる気を失って疲れていく。
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