- 活動日記
- 2020.7.6(月曜日)
児童養護施設でミニ講演
快く門戸を開いてくださった京都の児童養護施設に、
四日、五日の二日間で演奏に伺うことができました。
久しぶりの演奏に心が躍りましたが、
世界中がコロナの自粛に努めているところで浮かれてはならないと考え
子ども達の前で演奏の他に15~20分ほどのミニ講演をさせて頂きました。
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中学で壮絶なイジメに遭って、人なんか誰も信じないと真剣に思っていた。
高校になって自分をイジメから守るために、非行にはしって怖い人間をわざと演じた。
高校を無期停学になった時、
夫に初めて出会って「そんなことではダメだと」諭され
「本当に優しくて、温かくて、信じられる人が居るんだ」と
心から励まされ、感動できた。
今、こうして二人の息子達の母になり、
人並みで穏やかに生きていられるのは、
夫という人がずーっと傍に居て支え続けてくれたから。
人は、出会いで人生が大きく変わる。
思いやりのある人に出会いたかったら、
まず自分が人を思いやれる人になりましょう。
優しい人に出会いたかったら、
まず自分が優しい人になりましょう。
そうすれば、
必ず思いやりのある優しい人に巡り合えますよ。
年上の人の仰ることをしっかりと聞き
年下を可愛がることはとても大切。
まずこの施設の仲間を大切にして、
仲間を心から思いやれる優しい人になりましょうね。
希望を持って生きてください。
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話の途中から、横座りしていた子どもが少しずつ前を向き
子どもらしい顔になって、私の話を食い入るように聞くようになります。
(こんなに真剣に聞いてくれるなんて、この子たちが苦労した証拠だ)
そう思いながら、温かく語り掛けました。
ミニ講演が終わって、全員で記念写真を撮る時、
四年生くらいの女の子が私の傍へ来て
「これ、あげる。みんなに言わないで」と言って
小さな手で
大きな私の手のひらにそおっと握らせてくれた手作りの御守り。
「ありがとう。大切に使うよ」
子どもの背中にそうっと手を回し、後ろから優しく撫でてあげました。
目の前から手を出すと、驚く子がとても多いからです。
施設の子ども達と接して
私の中でまた大きな使命感が生まれました。
貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。
(長田)
人は出会いで、人生変わる
本当にそうですね。
小さな出会い、大きな出会い
それぞれに感謝しながら大事にしたいです。
可愛い子どもたちが
この出会いで、素敵なめぐり合わせにつながると
いいですね。