子育て支援の大切さを社会により広く訴えるため、精力的なバイオリンコンサートを開催しております。

活動日記

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  • 2019.9.12(木曜日)

滋賀県大津市の養護施設・湘南学園に伺いました。

IMG_20190912_171529_20190912185404施設の子ども達は数えるほどでしたので、

隣接する保育園の3歳から5歳の子どもたちが、

一緒に参加してくれました。

 

みんなで50以上は参加してくれたでしょうか。

リーダーの話をよく聞いて、始まるまでの間

きちんと座って待ってくれました。

演奏に合わせて歌ったり踊ったり

元気いっぱいでした。

 

小学校3年生の女の子は

恥ずかしそうに、後ろの椅子にこしかけたまま

バイオリン演奏を聴いてくれていました。

 

保育園の子どもたちが帰った後で

照れながら小さな女の子が私達と一緒に写真を

とってほしいと言ってくれたので

子ども達とカメラに向かって並びました。

 

やっと仲よくなれたのは

その時かもしれません。

いつまでも手を振ってくれていました。

 

今度は、子どもたちが集まりやすい

夕食の後に伺うことになりそうです。

 

またお会いしたいと思います。

  • 活動日記

京都医療少年院に伺いました。

6ヴァイオリン演奏で伺うのは

初めてでしたから、とても緊張しました。

なので自分や仲間を楽にしたいと考え、

私が中学の頃イジメれらて高校で岐阜県で

名前が通るほどのワルだったことを

子どもたちの前で話しました。

 

するとかしこまっていた少年の顔がちょっと緩みました。

口元だけが少し笑った子もいました。

少女の顔がにっこりしました。みんな一緒なんだという

空気が少しだけできてホッとしました。

 

最初の演奏が始まると二、三音外れてしまいましたが終わった後で

「緊張して音が外れました」と正直に答えると

また子どもたちの顔がニコッと緩みました。

子ども達の前では何と言っても正直が一番です。

 

ヴァイオリンを弾きながら、子どもたちに近づいていくと

そのきれいな瞳で一人ひとりが私をジッと見つめてくれました。

 

「どんな辛いことがあったの」

「こんなに小さいのにあなたを苦しめたのは、どんなことだったの」

心の中で問いかけながら、精一杯の笑顔を送りました。

笑顔しか彼らにプレゼントしてあげられなかったけれど

一人の少女が涙で答えてくれました。

 

心の中で子どもたちのことをお願いしながら演奏しました。

尊敬できる人に会えますように、支えてくれる友達や恋人が

見つかりますようにと。

 

最期に子どもたちに伝えました。

今日は本当にありがとうございました。

あなた達が大人になったら

問題を持った子どもたちの最高の相談相手になれる。

 

だから昔は悪かったけど、前を向いて生きたら

あなたたちこそ、子どもたちを励ます一番上手な人になれますよと。

 

素敵な笑顔と涙をありがとう。

素晴らしい出会いに感謝しています。

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  • 2019.9.11(水曜日)

公立陶生病院に伺いました。

DSC_0004_20190912064314新しくなったロビーで演奏するのは、今日で2回目です。

演奏が始まると患者さんが集まってきてくださいました。リーダーの話を頷きながら聞かれる方、目を閉じてじっくり演奏を聴かれる方など、ゆったりとした時間が流れました。

途中歌詞カードが足りなくなり、追加していただくほど患者さんが聴きに来られました。三曲ほど患者さんに歌をうたっていただき、「花は咲く」では涙を流している方もいらっしゃいました。

私たちの演奏が少しでも患者さんの癒しになれば幸いです。

最後に看護士の方から「アメイジング・グレイス」をリクエストしていただき、演奏を終えました。

次回は、来年の2月に伺います。

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  • 2019.9.8(日曜日)

三重県の大型商業施設で演奏をさせていただきました。

DSC_0003_20190910185500お店に入る喫茶店で

今日伺うお店のことをずーっと考えていました。

 

今回が二回目だったのですが

前回初日ではお客さまがちっとも定まらず、

一曲か二曲聴いただけでサッサと席を立っていかれました。

 

どんなに頑張っても、お客さまの心に響かなかったのは何故なんだろうと

そのことばかり考えていました。

では、そんなお客様が前回一体何に興味津々だったのか

いろいろと考えていたのです。

 

お店に入って風船を膨らませながら店内をじっくり観察しますと

やはり今日も

センターコートの中央にデンと陣取った宝くじ売り場にはお客様が途絶えません。

 

それを観ながら、昨日の閃きと組み合わせた閃きが出ました。

これを組み合わせて

「今日は演奏者泣かせのコンサートになる」と仲間に伝えました。

 

宣伝はこの通りに流し

「お得なコンサートを」を連発しました。

 

すると、お客様がぞろぞろ集まってきて、中には親子連れも沢山いらっしゃいます。

特に子どもの企画をやってもいないのに

子ども達は大きな声を出して大きく「はい」手を上げて親子共に参加し

高齢者の方も含めて

みなさん、楽しそうなお顔をされて

途中で退席される方はほんのわずかでした。

 

まだあったのです。

お客様に喜んでいただくための方法が、

まだ残っていたのだと感動しました。

 

このお店で、お客様に席を立たれないということは

他の全店でも成功できる方法であると私は思っています。

これからも、こういったお店に貢献できる企画を模索する心を

大いに養って行こうと思いました。

 

難しい空気は、自らを磨いてくれます。

楽な空気ではダメなのです。

 

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  • 2019.9.7(土曜日)

滋賀県の大型商業施設で演奏させていただきました。

無題今日はかけっことびっこは弾かないお店での演奏でしたので

朝の入店までに随分時間を長くとることができ

みんなでしっかり打ち合せができました。

 

規則正しく伺うお店では

およそのお客さまが持っていらっしゃる空気「風」を感じ取ることができます。

気風は地域ごとに違い

社風も企業ごとに違っています。

 

滋賀の気風には

近江商人の気質が伺え、

何事にも慎重で、真面目で、勤勉な人が多いように思います。

一見大人しそうに見えますが、

どうしてどうして、芯の強さや負けず嫌いを感じるのですが間違っているでしょうか。

 

ですから、当然舞台も、

そういう地域の空気に合わせてお応えしなくてはなりません。

 

島を除いて、行ってない県がないほど全国を講演しましたが

関東の翌日、関西方面に講演に行くと、それはそれは大きな違いがありました。

関東はお客さまは大変反応が良く、何を考えながら聴いているのか分かり易いのです。

 

しかし、関西は反対です。

大阪を除いては、お客さまの反応が何となく掴み辛い空気があるのです。

特に京都は都の歴史が長いという意識が誇り高く、何度伺っても日本で一番反応が弱い地域でした。

 

舞台の空気は一回一回違います。

一回目

親子連れが多く見られたので、積極的に若い親子に声をかけました。

途中、会場の手応えが弱くなった時に歌を挟み、

リーダーが立ちあがって演奏しました。

 

会場のテンションがもっと下がれば

舞台まで出て行って演奏しながら沈みそうな空気に動きを入れる時もありますが

今回はそういう必要はありませんでした。

少しでも会場のテンションが落ちないようにします。

 

結果を出したかと聞かれたら大したことはありませんし、未だ大いに勉強不足ではありますが

常にこういったアンテナを立てるように努めていることだけは確かです。

 

二部

親子連れはまだ結構いて、沢山のお客様に座って頂きました。

しかし、三時を過ぎると、どうしても主婦が落ち着きません。

如何にも「早く帰って夕飯の支度を始めたいという空気」が会場に漂い始めます。

つまり、ドカッと腰かけていないのが分かります。

 

やはり、子ども企画であれは

11:00か11:30で一回

1:30か2:00からが一番お勧めの時間帯です。

さあ、いよいよ明日のお店には、入店と同時に空気を鋭く読みとる必要があります。

実は、ひとつ、私の中に確立しつつある知恵があります。

それを持って、まずは風船を膨らませながら、お店やお客さまの観察から始めようと思います。

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  • 2019.9.1(日曜日)

大阪の大型商業施設で演奏をさせていただきました。

無題いつもの通り、開店時にかけっことびっこの演奏をしました。    お客様が何人か足を止めて、耳を傾けてくださいました。

一部はどんどんお客様が集まり、    イスを出しても立ち見が出るような状況で     お客様が通路にはみ出さないようにパーティションが張られました。

子どもの耳元で弾くバイオリン演奏と親子のバイオリン体験をしましたが    後は大人に会わせて演奏トークしたのがいけなかったのか   前の親子連れが三組ほど途中で退席されました。

しかし、それを埋めて行くお客様が次に続き

「盛況でしたね」という職員さんからの言葉を頂戴しました。

お客様が

「初めて聴いた。良かったな」と

ご年配の男性がお礼を言ってくださいました。

二部も大丈夫と思って 高をくくっていたら大違い。

大人の人達に交じって数組の親子連れで客席は四割埋まるかどうかのような状態。

開始時には子ども企画で行うと決めながら、     最初の演奏を開始しましたが いくら演奏を続けても集客できません。

後の子ども広場には 10人ほどの親子連れで賑わっているというのに    どうしてこちらに来て頂くことができないのか・・

心の中でさんざん葛藤していた挙句、     二曲演奏したところでバイオリン演奏を耳元で聴く企画を思い切って削除。

その直後から山崎に代わり   いきなりお遊戯をするよう指示しました。

「さんぽ」が始まった直後    生鮮食品の方から

フードコートの方から続々と親子連れが集まってきて絨毯は子どもでいっぱいになりました。

それまで熱心に聴いてくださっていた高齢の方達も、ずうっと応援態勢です。

その勢いで

「アイアイ」「トトロ」「小さな世界」を連続してお遊戯指示。

こんなことは初めてでした。

結局、最後は「美女と野獣」で締め括り、終わったらクタクタ(笑)

ところが、そこへ派手なご年配の女性が近づいて来られ

「あんたら、上手いわ。いろんな年齢を楽しませて、さすが年の功や。心が大きいな。ええもん見せてもろたわ」

と大阪弁でお褒めの言葉をいただきました。

喜んで良いのか、悲しむべきか

まずは、お叱りを受けずに済みました。

大阪は平和主義です。

子供から大人まで一緒になって楽しむことが好きなんだと

今日で腑に落ちました。

今度は、頑張ります!

また是非使ってほしいです。