今日は、テラスでのコンサートでした。
前回は、台風一過の強風の中での演奏でしたが
今回は、午後より雨予報(;_;)
お店のいたるところで
リニューアルオープン半年!をお祝いするイベントが開催されているのですが
やはり、雨が気になります。
1回目のコンサートは、雨に降られる事なく無事でした•••が•••
2回目のコンサートの準備をはじめる頃から
ポツポツ•••シトシト•••ザーザー
屋根の下に避難をして、濡れる事はないのですが「お客様、来てくださるかなぁ」と不安は募り
お客様がいらつしゃらなくても、一生懸命、弾かせていただきましょうと思いながらも、正直な気持ちは残念です。
30分前から、それぞれの持ち場で、コンサートの案内をはじめました。
私は、お店の正面入り口に立ち、ご案内をしました。
傘を閉じながら、お客様がお店に足早に入って来られます。
「五本のバイオリンのコンサートです!」と案内をしていたら
「雨でもするんだね」と、男性が声をかけてくださいました。
しばらくすると
「予定通り、コンサートあるんですね」と言ってくださったのは、お母様と娘さんかしら•••
そして
「あるのね!来て良かった!」と声をかけてくださったのは、ご高齢の女性。
お一人お一人に
「ありがとうございます。コンサートさせていただきます」とお返事をしながら
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」と、繰り返しました。
コンサート開催時間間近になって、テラスに戻ると
たくさんのお客様か椅子に座ってコンサートのはじまりをお待ちくださっていました。
この雨の中、この寒い中、私達のコンサートに来てくださったのです。
ありがとうございます。
丁寧に、心を込めて、大切に大切に、リクエストしてくださった曲を、弾かせていただきました。
お客様との時間が、いつも以上に愛おしく感じるのは、雨のお陰でしょうか。
ありがとうございます。
この言葉しか、出てきません。
「G線上のアリア」を弾かせていただいた後
リーダーが、お客様に言いました。
「青空の元で弾くのは、とても気持ちが良いです。
しかし、バイオリンに雨がこんなに似合うとは、今まで思いませんでした」と。
お客様の温かさに包まれていたからこそ
雨の静けさが、美しい雰囲気を醸し出してくれた気がしました。
幸せ者だと、しみじみ教えていただいた
雨のテラスコンサートでした。
お店の皆さま
お客様のお陰で、素晴らしい日になりました。
ありがとうございました。
追伸(*^-^*)
コンサートから、幸せをいただきましたご報告をさせていただきます。
テラスコンサートの横では、赤いお洋服に赤い大きな帽子(風船でできています)姿のお姉さんが、風船アートをお店に来られたお客様にプレゼントをされていました。
アンパンマン、ハートステッキ、ハロウィン等々・・・
お姉さんの手から、魔法の様に、可愛い作品が産まれてきます。
そのお姉さんが、リーダーにアンパンマンを作ってプレゼントしてくださいました。
まん丸お顔に、ほっぺも鼻もまん丸いアンパンマン。
昼食時「お孫さんにどう」と、リーダーから私がいただきました。
家の孫(2歳です)はアンパンマンが大好きで、こんなアンパンマンを見たら、それはそれは喜ぶと「ありがとうございます!孫に届けます!」と即、大喜びでいただきました。
昼食が終わり、2回目のコンサート。
コンサートをする前に、谷川さんが、お姉さんにお好きな曲を尋ねていてくださっていました。
「星に願いを・・かな。美女と野獣もいいな・・・。う~ん、ホールニューワールドをお願いします」という事で、私達はホールニューワールドを、コンサートの中で弾かせていただく事になりました。
演奏の前にリーダーが
「風船を作ってられる方から、ホールニューワールドのリクエストを頂戴しました。
先ほど、アンパンマンの風船をいただきました。本当に、可愛いアンパンマン。心が純粋で綺麗だから、こんな可愛い作品を作れるのですね。ありがとうございます。このアンパンマンは、アンパンマンが大好きな山崎の孫に、この後、山崎が届けます。今日は、孫一家は遠出をしているそうなので、ドアノブに付けてきます。きっと大喜びしますね。どうぞ、これからも沢山の子ども達に夢を届けてくださいね」と話をされました。
リーダーの話を聞いておられたお客様のお顔が、みるみる、より優しく笑顔になりました。
お姉さんは、リーダーを真っ直ぐみながら、時に頷きながら笑顔で聞いてくださっていました。
そして、ホールニューワールドを弾かせていただきました。
ずっと私達の方を向いて、真っ直ぐ立ち、演奏を聴いてくださるお姉さん。
コンサートの後、お姉さんにアンパンマンをいただいたお礼を伝えに伺うと、
「こちらこそ、あんなにお客さんの前で褒めていただいて、私がリクエストした曲もバイオリンで弾いていただいて涙がでそうでした。こちらこそ、ありがとうございます」と言ってくださいました。
その後、私は息子の家に行き、玄関のドアノブの、ちょうど孫と「こんにちは」ができる目線の高さにアンパンマン風船をつけてきました。
きっと帰宅したら、アンパンマンを見つけて、親子でビックリし、そして喜ぶだろうと嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
お姉さんが作ってくださったアンパンマンは、
リーダーの温かいご配慮から、お姉さん、お客様を幸せにし、2歳の孫を笑顔にし、孫の幸せ笑顔を見る息子夫婦まで幸せにしてくださいました。
これだけでも、充分ハッピーなのですが、
アンパンマンをいただいたお礼と、息子の家に届けたご報告を、写真をつけて送らせていただいた私のメールに、リーダーからこんな返事を頂戴しました。
「立派な家に住んでいるんだね!私もアンパンマンのお陰で、生徒の出世が見られました。ご苦労様でした!」と。
このメールを拝読し、私は今までの年月が蘇りました。
不登校だった息子がリーダーに助けていただき、パパになり、家まで建てるまでに成長させていただいた事。
悲しみのどん底にいた私は、今、仲間に囲まれ、お客様に支えていただき、活動をさせていただいている事。
お姉さんが産み出されたアンパンマンは、リーダーの手によって沢山の幸せを産むと同時に、幸せを重ねて教えてくれる使者になってくれました。
幸せの輪が、どんどん広がります。
ありがとうございます。
(山崎)
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