- 活動日記
- 2019.4.7(日曜日)
愛知県の大型商業施設で演奏させていただきました。
ここの職員の方達は大変温かい方ばかりで、信長祭りの度に演奏を頂いておりました。
ところが、今年の九月からリニューアルオープンが決まり、お店の内容が大きく変わってしまうそうです。なので私達は《ほぼ今日でお別れになる》といった気持ちで演奏に伺いました。
会場はいつもよりベンチが三本も多く、職員さんの(最後のステージに沢山のお客様が座られますように・・)といった祈りにも近い温かい心配りを感じました。
気持ちが通じたのか、今までで一番お客さまの数が多く、私達の会場にも次から次へとお客さんがいらっしゃって実に演奏のし甲斐がありました。
余分に用意されたベンチの全てがお客さまで埋まり、良かったと思いながらも(今まで本当にお世話になりました)と心の中でお客様に訴えながら演奏すると、悲しくて涙が零れそうになりました。
「僕にもこれからどうなるか全く分かりません」とのお言葉を重く受けとめ、職員の方々と一緒に黙々と演奏会場の片付けを終えました。
事務所では重ねて挨拶があり、その後も配送センターにまで足を運んで下さって、「本当にありがとうございました」とメンバー全員に頭を下げて下さった職員さんでした。
思わず「お世話になりました。お元気で」と最後の挨拶をしてしまったのですが、「はい、ありがとうございます」と爽やかな笑顔で見送って下さった職員さん。
コツコツと努力をしていても、自分の失敗ではないことが原因で一瞬に築いた物が崩壊してしまうことがあります。私も、妹のことで同じ思いをして苦しみました。どうぞ幸せになって下さいと、祈りながらお店を後にしました。