- 活動日記
- 2019.9.12(木曜日)
京都医療少年院に伺いました。
初めてでしたから、とても緊張しました。
なので自分や仲間を楽にしたいと考え、
私が中学の頃イジメれらて高校で岐阜県で
名前が通るほどのワルだったことを
子どもたちの前で話しました。
するとかしこまっていた少年の顔がちょっと緩みました。
口元だけが少し笑った子もいました。
少女の顔がにっこりしました。みんな一緒なんだという
空気が少しだけできてホッとしました。
最初の演奏が始まると二、三音外れてしまいましたが終わった後で
「緊張して音が外れました」と正直に答えると
また子どもたちの顔がニコッと緩みました。
子ども達の前では何と言っても正直が一番です。
ヴァイオリンを弾きながら、子どもたちに近づいていくと
そのきれいな瞳で一人ひとりが私をジッと見つめてくれました。
「どんな辛いことがあったの」
「こんなに小さいのにあなたを苦しめたのは、どんなことだったの」
心の中で問いかけながら、精一杯の笑顔を送りました。
笑顔しか彼らにプレゼントしてあげられなかったけれど
一人の少女が涙で答えてくれました。
心の中で子どもたちのことをお願いしながら演奏しました。
尊敬できる人に会えますように、支えてくれる友達や恋人が
見つかりますようにと。
最期に子どもたちに伝えました。
今日は本当にありがとうございました。
あなた達が大人になったら
問題を持った子どもたちの最高の相談相手になれる。
だから昔は悪かったけど、前を向いて生きたら
あなたたちこそ、子どもたちを励ます一番上手な人になれますよと。
素敵な笑顔と涙をありがとう。
素晴らしい出会いに感謝しています。