- 活動日記
- 2019.5.26(日曜日)
京都の伏見稲荷大社で演奏させていただきました。
室町時代は、「明徳の乱」(1391)、「応永の乱」(1399)、「永享の乱」(1438)と打ち続く動乱をゆりかごとしてうぶ声をあげたのが伏見稲荷大社のようです。
将軍・足利義教が、幕府の重臣でもあった播磨の守護・赤松満祐に殺される「嘉吉の変」(1441)以降、泰平のひとときもうたかたの如く消えうせ、幕府の権威もいわば空文に化してしまったのです。
やがて応仁元年(1467)5月、将軍義政の弟・義視と実子・義尚の相続争いが、斯波、畠山両家の内紛におよび、ついに全国ほとんどの地域を戦場にしてしまった「応仁・文明の乱」の幕が切って落とされました。
これを期に世間の騒動は、まるで荒野に戦車を突き進ませるようなすさまじさで展開していったのです。この大乱の初期に、戦禍の最も激しかったのは、いうまでもなく人口が最も密集していた京都でした。
稲荷社もご多分にもれず、早くも大乱勃発の翌年3月には、稲荷大神御鎮座以来いまだかつて遭遇したことがない、徹底的な破壊に見舞われました。このいきさつは『応仁記』やその他の社伝等に記録されています。
(以上、伏見稲荷大社HPより一部抜粋)
こんな日本の文化伝統が集約された大社の外拝殿で、バイオリン演奏をさせて頂いた名誉を心から嬉しく思います。
来年もまたお願い致します。