子育て支援の大切さを社会により広く訴えるため、精力的なバイオリンコンサートを開催しております。

活動日記

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  • 2020.2.24(月曜日)

滋賀県の大型商業施設で演奏をさせていただきました。

DSC_0056_20200228233856マスクをつけて買い物をされるお客様が目立ち、

買い物袋を手に

ほとんどの方たちが舞台の前をいそいそと通り過ぎて行きました。

 

・三月になれば新型コロナウィルスの感染者が続々と増えるだろう・・

・日本の各地で、武漢のように封鎖される地域が出てくるだろう・・

・今後一か月ほど活動を自粛しないと、感染者は爆発的に増えるだろう・・

 

著名人達の深刻な会話がメディアから休むことなく流れてくれば

買い物を済ませたらサッサと家路につくお客様に頷けます。

 

昼休み時間に全員に言って聞かせました。

 

社会では三月の半ばまではなるべく行動を自粛するようにと言っているが

そんなことではきっと収まらない。

まずは、現在全て埋まっている三月の演奏は、ほぼなくなると思ったらいい・・・と。

 

この時点で三月中に入っていた予約。

大型商業施設11店舗

保育園2

児童養護施設4施設

公共児童館子育て支援事業からの依頼1件

高齢者施設1件

この演奏予約の全てが健在でした。

これが、どのように消えていくのか・・・

今まで経験したことのないような不幸な事態にどうかならないようにと、皆で祈るしかありません。

 

一部

 

十時二十分から会場前でバイオリン体験を開始。

親子に声をかけては参加して頂きました。

すると、その全ての親子連れがコンサートに参加してくださり

前列の席を埋めてくださいました。

 

その後列にご年配の方々がお座りになりました。

どこから集まって来られたのかと思うほど賑やかな客席が出来上がりました。

 

ここでお遊戯をやったら後列が少しずつ退席されるに違いないという空気があり

リクエストに徹底して応える方法を取りました。

 

子どもが大きく手を挙げて

「美女と野獣」

「ホールニューワールド」

「ありのままで」をリクエストしてくれましたので、バラードが三曲も続きました。

大人に流れを譲らなくてはいけないと思い

 

「次行きますよ。

さあ、大人の方たち、

今度は子ども達に負けないで元気に手を挙げてくださいね。

行きますよ!

123!」

 

思いっきりの笑顔で元気を送ると

いっぺんに数人の大人たちが手を上げました。

男性のご年配にリクエストを頂くと

「オリーブの首飾り」とおっしゃったので

「そう来ると思った!」とリズムよく笑顔で言葉を返しました。

皆さん、いっぺんに笑顔になられました。

子ども中心だった会場の空気が、大人中心へと動いていきました。

 

それからは次々と大人たちから手が上がり

「恋は水色」とのリクエストには急遽歌詞カードを配って合唱していただき

笑顔いっぱいで演奏を終えることができました。

 

大人中心のコンサートでは親子連れの途中退席は避けられませんが

入れ替わりにまた親子連れが座ったり、

大人が座ったりと

満席に近い状況を最後まで保つことができました。

バイオリン体験には大人の参加者が多く、大変珍しい光景でした。

 

二部

 

一部と同様、たくさんの大人たちが腰かけて、リクエストに参加してくださいました。

バイオリンを習いたいと思っていますと言う親子が前列に座り

熱いまなざしで熱心に見聞きされていました。

帰り際に

「心が決まりました。早速この子の教室を探しに行きます」と嬉しそうにママが仰ったのが印象的でした。

 

「行きますよ」と声をかけると、数人の大人の方たちから元気よくサッと早めの手が上がります。

「早い、早い。

では、行きますよ!

123!」

笑いと共に元気よく大人も子供も手を上げてくださいました。

こちらが元気で明るくなって初めて、お客様も同じように応えてくださいます。

 

お客様の満足度は、私達の対応の仕方で大きく変わりますから、

一時でも気を抜けません。

満足されてお帰りになって初めて「仕事ができた」ことになります。

お客様が第一なのです。

 

バイオリン体験ではご年配の男性が

「バイオリンなんて初めて弾いた。弾けるなんて思いもしなかった」と仰いながら

嬉しそうに話しかけて来られて、なかなかお帰りになりませんでした。

とても良い結果だと思いました。

 

無事片付けも終わり

京都の仲間を滋賀に残して、残りは名古屋へと向かいました。

三月にどんな悲惨な結果が待っているか、この時は知る由もありませんでした。

 

翌日、演奏の七割以上を占める大型商業施設の一店舗から電話が入りました。

「本部から、三月のイベントは自粛するようにとのお達しがありました」・・・。

かつてない、悲惨な日々の幕開けでした。

 

私はオーケストラの一員を務めるバイオリニストからレッスンを受けています。

「先生、如何ですか?」とお尋ねすると

「コンサートがキャンセル続きで困っています」と仰います。

三月のレッスンの日程を決めるため、

私のスケジュールを聞かれましたので

「全日可能です」と言って大笑いしました。

 

世界中で自粛しているのですから、もう笑って諦めるしかありません。

人間はこんなにちっぽけなのだ・・つくづくそう思います。

 

株の急落

世界経済の著しい衰退

東北大震災と同じくらいの経済打撃を受けると言われる新型コロナウィルス。

しかし、東北は震災から一か月で克服したようですが

コロナは経済の克服に半年以上はかかると言われています。

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