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活動日記

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  • 2020.6.11(木曜日)

義母に学んで

z我が家は、夫と義母の3人家族です。

私事ですが、義母の事について書かせていただきたいと思います。

義母は、85歳ですがまだ車の運転もします。

毎月1回、近所の方2人を乗せて地元の病院に出かけます。

病院の診察が終わると、帰り道の喫茶店でうどん付きのモーニングを食べて

お昼ご飯を済ませてきます。

この日をとても楽しみにしていて、化粧をしておめかしをしていきます。

 

義母は車のクラッチを踏み込み過ぎるので、よくクラッチ盤がダメになり車が動かなくなります。

夫は、

「お婆さんは歳だからそろそろ車の運転は危ないから、免許証を返納した方がいいじゃないか」

と言いますが、義母は

「まだ、直して車に乗る」

と言って夫のいう事は聞きません。

 

自分で地元のモータースに電話をして車を直してもらい、また車に乗っています。

義母の楽しみをとってしまったら元気がなくなってしまうと思うと

無理やり免許返上という訳にもいきません。

 

義母の声は、張りがありとても大きいです。

親戚の方が来て玄関で話をすると、別棟の二階にまで聞こえてきます。

就寝する前には布団の上で、大きな声で毎日お経を唱えます。

もうすっかり覚えています。

 

義母に感心することがあります。食事をした後、

必ず

「美味しかった。美味しかった。」

と言ってくれることです。

私が作る料理なのでそんなに美味しいはずはないのですが、

作ってもらう人への感謝を忘れません。

 

義母が人の悪口を言っているのを聞いたことがありません。

私が保育士をしている時

育てていただいた3人の子どもたちも義母が大好きです。

 

高齢者は豊富な経験と、生きる知恵に富んだ人です。

戦後の貧しい生活の中で我慢を重ね

不便な暮らしの中で工夫をしながら家族で力を合わせて生き抜いた経験を

若い人たちに語り継いでいくべき人達だと思います。

 

「若い者には何も言えない」とか

「今の若い者は考えが違う」なんて言っていないで

日本人が親から子へと代々語り継いできた貴重な教えの数々を

義母のように大きな声で伝え歩いてほしいと願っています。

 

子育て支援活動を広める一方で

「高齢者だからこそ頑張れ」というメッセージも同時に大切にしていきたいと思っています。

(波多野)

「義母に学んで」への1件のフィードバック

  1. ゆずりは より:

    いい義母さんですね。
    美味しいと言って食べてくれるほど
    嬉し事はありませんね。

    近所で悪口を言って歩いていた人は、早くに足を患いました。
    出歩くなと言うことかなと思ったことがあります。

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