- 活動日記
- 2021.8.8(日曜日)
大阪の大型商業施設で演奏させていただきました。
大阪はいつ伺っても、人々の元気で明るい姿に感動できる街です。
また音楽が好きなお客様が多くて、とてもやり甲斐のある仕事が期待できます。
朝5時の出発でしたが、大阪に向けて大きな期待感で心が躍りました。
目的地まで約170kの道のりをいつものようにノンストップで走り
「そろそろ休みませんか」というカーナビの声と同時に、目的のファミレスに到着しました。
お店はラッキーなことに2階がレストランで1階が駐車場という、
真夏に機材を積ぶ愛車にとって最適の環境でした。
車内の気温がかなり高くなると機材に悪いのは勿論の事、
バイオリンなどを放置すれば表面のニスが侵されてエライことになります。
早速店内の入り口で
大阪のおばちゃんが体温計を指さして
「これってちゃんと作動してるんかいな」と私に気安く話しかけてこられました。
「はい、私はおばさまより二分高いですよ」と申し上げると、
何やら面白い独り言を言いながら高笑いして、何しろ朝から愉快なのが大阪です。
大型商業施設では、沢山の皆様の笑顔に迎えられながら機材を運びました。
音合わせの前に大阪のおばちゃんが一番前に着席されて
言われることに「一曲なんぼですの?」・・・と真顔で質問されましたので
吹き出しそうになりながら「お店の御厚意ですから何も心配しなくて良いですよ」とお応えしました。
その横に続いて着席された派手目のおばちゃんは
「ワタシね、コロナの注射で四日間意識不明だったのよ」と突然仰るので、
なんと応えたら良いのか戸惑っていたところ
医師との会話、、家族の対応、、自分の気持ちの変化など、延々と話が続きました。
音合わせの一曲ごとに大きな拍手と共に
「涙が出る!」
「生きてて良かった!」
「ありがとう!」
と大きなご声援を頂き、可笑しいやら、照れるやらで
他のお客さまや職員さんのことを考慮させていただき、いつもより音合わせを早めに切り上げることに・・・(笑)
お店が用意して下さったお昼をいただくと、
仲間の一人のお弁当の中に卵焼きが入っていないのに大笑いして
「笑いをとるための企画」かもと爽やかに思えてしまうのが大阪なんだな―と思いました。
コロナ禍やオリンピックの影響で、店内は例年より比較的静かでしたが
それでもお客様はたくさん集まってくださって感激しました。
こういう時の大阪の人達は真面目で紳士的なので大変好感が持てます。
お客様の大きな掛け声や大きな拍手に囲まれて
感動でいっぱいの演奏会を無事終えることが出来ました。
6時からはイタリアンレストランでピザやスパゲティを御馳走になり
最後までお店の温かいご対応に感激しながら、名古屋まで2時間ほどかけて無事に帰って参りました。
コロナ禍とオリンピックが「一つ一つの演奏会を大切にし感謝しなさい」と
日々失くしそうな大切な生き方を教えてくれます。
大阪で学んだ1日に、心から感謝致します。
大阪の皆さま、心からありがとうございました。
(長田)
オリンピック
終わりましたね。
選手たちが口にしていた
皆さんのお陰でと聞くと、ジーンとしてました。
なんか大阪っているだけでも
元気がもらえそうなんですね。
お疲れ様でした。