子育て支援の大切さを社会により広く訴えるため、精力的なバイオリンコンサートを開催しております。

昨日に引き続き、2日目の演奏会となりました。

 

お蔭様で昨日も今日も足を運んでくださいましたお客様がいらっしゃいます。

年賀状をいただいた上に、久しぶりにお顔を見せてくださった

お客様もいらっしゃいました。そのお客様は

演奏会を始めた頃、一番最初に控室まで来てくださり

声をかけてくださった女性の方でした。

何年経っても、ずっと変わらず応援してくださる温かいお気持ちに

心より感謝いたしました。

 

私達の大型商業施設での演奏のスタートはこちらのお店からになります。

その時からお店の担当の方は数名変わっていらっしゃいますが、

どの方も本当に温かく接してくださいます。

今、お世話になっている方もとても温かい男性の方です。

 

今日はステージの最後に、「君をのせて」を演奏しました。

それを聴かれたいつもみえる男性のお客様は、

この曲を次のステージでリクエストされました。

 

リーダーは、リクエストカードにはない「君をのせて」を、

お客様のリクエストに応えて、一番最初の演奏曲に選びました。

帰り際にそのお客様は「涙が出てきました」と声をかけてくださいました。

 

私達は、この曲を京都の少年院で数年前に演奏しました。

演奏を聴きながら、数名のこどもたちが涙を流していました。

中にはまだ十五歳か十六歳くらいのお腹の大きい女の子もいました。

こんなに幼くして妊娠し、間もなくたった一人で出産に挑む子ども、

この子には何の罪もありません。

産まれてきてくれた、真っ白い子どもの心のキャンパスを、

何色に染めるかは、親次第です。

少年院の子ども達はみんないい顔をしていましたとリーダーが話をすると

お客様はとても真剣な顔をされ最後まで耳を傾けてくださっていました。

 

小さな子どもさんを見かけたら、いい子だねと言って声をかけてあげてください。

みんなで子どもを育てていきましょう。

それがリーダーの最後の挨拶の言葉でした。

 

リーダーの話に共感し、最後まで着席して演奏会に参加くださるお客様や

演奏の場を快く提供くださるお店の皆様に

私達はどれほど、支えて頂いているのか計り知れません。

 

この2日間、貴重な時間を頂戴し本当にお世話になりました。

心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（高田）