- 活動日記
- 2020.1.12(日曜日)
岐阜県の大型商業施設で演奏させていただきました。
「良い仕事ができました」
今日は近くにファミリーレストランがないため、
コンビニで食事をしました。
車内で食事をとりながら、短くした音源をみんなで聴きました。
最近、リクエストをいただく方式に切り替えてから、
一曲が長すぎると思うようになりました。
少しでもお客様に満足していただくには
少しでもリクエストの回数をふやさなくてはなりませんので
一曲ずつを短くしようと見直しています。
さて、プレ演奏では
何人ものお客様が座って聴いて下さり
客席の半分以上が埋まってしまいました。
何だか一ステージを終えたような気持ちでプレ演奏を終了。
改めて数分後に開演のための演奏を開始しました。
一部
マットの上には続々と子どもたちが集まり
午前中だというのに20人以上が座ってくださいました。
客席は当然満席になり
立ち見迄出て大賑わいでした。
汗だくでお応えし
みなさん体験演奏迄しっかり楽しんでお帰りになりました。
ここのお客様は、クラシックがお好きです。
「私の故郷は下呂温泉です」と最後にお伝えすると
ホ~ッといった驚いた様子で良い顔をしてくださいました。
バイオリンを始めた高校の頃を思い出していました。
バイオリンをケース付きで買って全部で8000円。
アルバイトを必死でして一か月分の収入で手に入れました。
町の中には教えてくれる人がおらず
高山市まで行かなくてはなりませんでした。
しかし、そんな交通費などなく
親も「なんでそんな楽器を買ったのか」と
バイオリンにまるで興味を示さず、むしろ変な楽器だと否定的でした。
一年間ほど自力で頑張りましたが、
独りで進める楽器ではない
誰かに習わないと絶対に無理だと肌で感じるようになり
泣く泣く一旦断念した日が昨日のことのようです。
二部
マットの上にはなんと40人ほどの子ども達で溢れ
客席は満席+立ち見状態で最初から始まりました。
ここまで混雑すると
なにか手落ちはないかといった最悪の発想を頭に置きながら仕事を進めていくしかありません。
当然いろんなお子さんや親御さんが居て
仕方なく山崎を客席に降りるよう指示をして
一曲演奏するうち中、やんちゃなお子さんを鎮める役に回しました。
それでもお客様にお願いする立場ですので
遠くから眺めていたお母さんをやんわり呼び戻しました。
最後に「この良い子たちに大きな拍手をしてあげてください」と呼びかけて
いつものようにお客様から大きな拍手が湧き起こりました。
すると、困り切っていたやんちゃな子どものお母さんが
さっきまで言うことを聴かなかった我が子たちの頭を
仕方ないなーといった様子で笑顔になって
我が子三人の頭を撫でていました。
ママたちはみんな
我が子を褒めてあげたいのです。
若い頃
子育てに必死になっていたことを思い出し
同じ母親として胸がキュンとする瞬間でした。
「今日はいい仕事ができた」と
みんなで本当に幸せ気分で帰路につきました。
ご苦労様でした。