- 活動日記
- 2020.6.5(金曜日)
「G線上のアリア」を弾くと
クラシック曲の中で有名なバッハ作曲の「G線上のアリア」があります。
バッハの死後100年位を経て再評価を得ました。
この曲を弾くとあるお客様のお顔が浮かびます。
スポーツ好きな方なのだと思いますがSさんです。
女性の方でスポーツウエアを着て
いつも会場に駆けつけて下さいます。
ある時Sさんは「G線上のアリア」が大好きだと
教えて下さいました。
ほぼ前列に座ってくださいますので
それ以後、リーダーは会場にお顔を見つけると
必ずこの曲を選び演奏します。
フッとSさんのお顔がほころんだように映ります。
その曲に何か思い出がおありになるのだと思いますが
私達はお客様から、こうしていつも温かい笑顔を頂いています。
今は会えない日々が続いていますが
お元気でいらっしゃるでしょうか。
今頃、好きなスポーツでいつもより
汗を流していらっしゃるかもしれません。
それとも好きな曲を聴いて、日々過ごしていらっしゃるかもしれません。
「G線上のアリア」はSさんと同じように好きな曲の一つです。
どの会場でもリハーサル時は必ずと言っていいほど演奏する曲です。
明日の合同練習でもきっと演奏すると思います。それほど何回となく
演奏している曲です。その度にSさんのお顔が浮かんできます。
新型コロナウイルスがいつ終息し
いつお会いできるかどうかわかりませんが
再びSさんの笑顔が見られることを信じ
ひとりでも多くのお客様に喜んでいただけますように、
その日まで練習を積み重ねてまいります。
(高田)