今日はかけっことびっこは弾かないお店での演奏でしたので
朝の入店までに随分時間を長くとることができ
みんなでしっかり打ち合せができました。
規則正しく伺うお店では
およそのお客さまが持っていらっしゃる空気「風」を感じ取ることができます。
気風は地域ごとに違い
社風も企業ごとに違っています。
滋賀の気風には
近江商人の気質が伺え、
何事にも慎重で、真面目で、勤勉な人が多いように思います。
一見大人しそうに見えますが、
どうしてどうして、芯の強さや負けず嫌いを感じるのですが間違っているでしょうか。
ですから、当然舞台も、
そういう地域の空気に合わせてお応えしなくてはなりません。
島を除いて、行ってない県がないほど全国を講演しましたが
関東の翌日、関西方面に講演に行くと、それはそれは大きな違いがありました。
関東はお客さまは大変反応が良く、何を考えながら聴いているのか分かり易いのです。
しかし、関西は反対です。
大阪を除いては、お客さまの反応が何となく掴み辛い空気があるのです。
特に京都は都の歴史が長いという意識が誇り高く、何度伺っても日本で一番反応が弱い地域でした。
舞台の空気は一回一回違います。
一回目
親子連れが多く見られたので、積極的に若い親子に声をかけました。
途中、会場の手応えが弱くなった時に歌を挟み、
リーダーが立ちあがって演奏しました。
会場のテンションがもっと下がれば
舞台まで出て行って演奏しながら沈みそうな空気に動きを入れる時もありますが
今回はそういう必要はありませんでした。
少しでも会場のテンションが落ちないようにします。
結果を出したかと聞かれたら大したことはありませんし、未だ大いに勉強不足ではありますが
常にこういったアンテナを立てるように努めていることだけは確かです。
二部
親子連れはまだ結構いて、沢山のお客様に座って頂きました。
しかし、三時を過ぎると、どうしても主婦が落ち着きません。
如何にも「早く帰って夕飯の支度を始めたいという空気」が会場に漂い始めます。
つまり、ドカッと腰かけていないのが分かります。
やはり、子ども企画であれは
11:00か11:30で一回
1:30か2:00からが一番お勧めの時間帯です。
さあ、いよいよ明日のお店には、入店と同時に空気を鋭く読みとる必要があります。
実は、ひとつ、私の中に確立しつつある知恵があります。
それを持って、まずは風船を膨らませながら、お店やお客さまの観察から始めようと思います。
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